記録する四つの枠を決める
メモに残すのは、診断名ではなく本人が観察した事実です。「片頭痛かもしれない」といった推測は別欄に分けるか、書かなくて構いません。推測と事実を混ぜると、どこまでが観察なのか分かりにくくなるためです。枠は四つに絞ります。
- いつ・どれくらい:痛みに気づいた時刻、続いた長さ、起こった回数
- どこがどんなふうに:左右や場所、本人が感じた言葉(締め付ける、脈打つなど)
- 一緒に起きたこと:吐き気、光がまぶしい、仕事や睡眠の状況など、自分で気づいたこと
- 飲んだ薬とその後:薬の名前、飲んだ時刻、その後の変化
項目を増やすほど続きにくくなります。まずはこの四つを一行に収めます。
続けるための最小ルール
完璧な記録より、途切れても再開できる形を優先します。スマホのメモで1日1行、痛みが軽い日も「なし」と一行だけ残します。入力の手間を減らすなら、定型文を一つ作り、日付と時刻だけ変える方法もあります。
例は「10月3日 7時 30分 右側 締め付ける 仕事中 薬なし」のように、時刻と短い言葉を並べます。痛みが強い日は無理に埋めず、翌朝に一言だけ足します。連続した日付が並ぶと、時系列で見返しやすくなります。
診察室で伝える順番
「片頭痛だと思います」と結論から話すと、話がかみ合いにくくなります。時系列で事実を伝え、次に生活への影響、最後に聞きたいことを話します。例えば「先月から週に二回、夕方に右側が締め付ける感じが30分続く」「仕事を早退した日がある」「記録の見方を知りたい」の順です。
メモ画面を見せる場合は、通知や他のアプリが見えないよう事前に整え、見せる範囲を決めておきます。
注意点とこの記事の限界
この記事は一般的な情報整理の方法を提案するもので、診断・治療・受診の要否を判断するものではありません。本記事の作成で参照した資料には医学的出典が含まれていないため、症状の原因、危険性、薬剤に関する記述は行いません。
症状が急に強くなった、普段と明らかに違うと感じた場合は、続きを読むより先に医療機関へ連絡してください。記録で求められる項目は地域や医療機関によって異なり、一律の様式ではありません。監修者情報を確認できないため、医師監修などの表記は行いません。
まず今日の分を一行、メモに残すところから始めてください。