ネット検索で気をつけたいこと
ネット上の弁護士情報は広告を含む。Googleのポリシーでは、虚偽の情報で内容を宣伝する行為や、実現できない約束、身分の偽装、他者との関係を暗示する表示が禁止されている。具体的には、実在の組織のロゴを無断で使う表示や、その組織の承認・提携をうたう表示がこれに当たる。しかし掲載側の規制だけでは防ぎきれないため、読者側の見極めが必要だ。検索で上位表示されても、信頼性の証明にはならない。
依頼前に確認する3つのポイント
依頼を急ぐほど失敗しやすい。次の3点を必ず確認しよう。
- 事務所の実在と担当者の身分
- 費用体系(着手金・成功報酬・実費)の書面明示
- 委任契約の内容と説明
まず事務所が実在し、担当者が登録弁護士かを確認する。費用は着手金・成功報酬・実費の範囲が口約束ではなく書面で明示されるかを見る。委任契約では、着手金の扱いや担当体制の説明を受ける。「言った言わない」を防ぐため、確認事項はすべて書面が原則だ。
要注意な広告表現の例
- 「必ず賠償額が上がる」など実現を約束する表現
- 弁護士でないのに弁護士を名乗る身分の偽装
- 公的機関や大手団体との関係を暗示する表示
- 成果を根拠なく強調する誇大な宣伝
Googleのポリシーでは、実現不能な約束や身分の虚偽表示は重大な違反とされ、欺瞞的な情報による宣伝も禁止される。無料や現金提供をうたう広告も実現不能な約束の例だ。「公認」「認定」などと書かれていても、公式情報で根拠が確認できない場合は注意したい。無料相談自体は否定しないが、条件が明記されない「無料」や「必ず増額」には注意したい。広告面積が本文を超えるページや、他サイトからの複製だけのページも信頼性の目安になる。
相談の進め方と準備物
無料相談を活用するなら、事故の記録、保険契約書類、相手方の連絡先を事前に用意すると話が早い。相談では費用の内訳、着手金が戻る条件、担当体制を質問し、委任契約書の提示を求めよう。報酬額や過失割合は個別事情で異なるため、ネット情報だけで断定せず担当弁護士へ確認するのが基本だ。
まとめと免責
本記事は法的助言の代替ではない。特定の事務所を推奨するものでもない。表現に不安があれば契約を急がず、担当弁護士または弁護士会へ直接確認し、書面で納得できる内容かを確かめてほしい。